第30回 「介護職員の職場事情」について

第30回 「介護職員の職場事情」について

今回のほっと・ケアライフ通信では、「介護職員の職場事情」についてお伝えいたします。

(1) 介護職員の現状

介護職員の現状

介護職員の勤務形態になります。施設等に比べ訪問介護の職員は、単発での業務が基本であるため、正社員の割合が低くなっています。

介護職員の現状

介護職員の年齢構成・男女比になります。こちらも【施設等】と【訪問介護】の職員でそれぞれの特徴が出ています。

男女比は、【施設等】に比べると【訪問介護】の男性の割合は約3分の1となっています。
職員の年齢をみても【施設等】が30歳から49歳が約半数、【訪問介護】が50歳以上が6割以上となっており、60歳以上が約35%となっております。

【施設等】に比べ、利用者の方と1対1でサービスを行う【訪問介護】は、介護職員の経験が重要になるため、平均年齢が高くなっているのかと思われます。

(2) 現在の職場を選択した理由・過去の職場を辞めた理由(介護福祉士:複数回答)

①現在の職場を選択した理由

現在の職場を選択した理由

上のグラフを見てみると、「やりたい仕事」「自分の能力などが生かせる」などの仕事に対する思いや「通勤が便利」などが重視されており、「会社の規模や方針」や「賃金」などは、そこまで重要視されていないことがわかります。

②過去の職場を辞めた理由

過去の職場を辞めた理由

次に過去の職場を辞めた理由を見ていきますと、入職の際にはそこまで重要視されなかった「会社の規模や方針」や「賃金」などが、辞めた理由の上位になっております。